産業の発展に伴い、地球温暖化・オゾン層破壊・酸性雨など地球規模での環境汚染が
深刻化しています。
地球温暖化の原因は、人間の活動の中から出される「温室効果ガス」。 例えば石油・石炭を燃やすと発生する二酸化炭素、水田や家畜の排泄物からのメタンガス、 自動車の廃棄ガスに含まれるNOxからはオゾンなどが発生…。 |
オゾン層破壊の犯人は“フロンガス”。 オゾン層が薄くなることで、地上に届く紫外線が増え、体に悪影響がでてくる事は避けられません。 オゾン層が10%減少すると皮膚ガンにかかる人が20〜30%増加とか…。 |
近年、黄砂の発生頻度・被害が拡大しています。 黄砂は中国内陸部で発生し、偏西風にのって中国工業地帯上空を通過する際に、大気汚染物質を吸収する為、 日本に到達する頃の黄砂は、化学物質と結合した微粒子となり、アレルギー症状や喘息、気管支炎を発症・悪化等の要因に・・・。 |
酸性雨とは、有害な「酸」が含まれており、塩酸とか硫酸といった成分と同様のものです。 酸性雨の原因は、大気中に含まれる硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)などといわれています。 酸性雨による自然界への被害が拡大しています。 |
今、「地球の肺」が失われています。 森林は多量の二酸化炭素(CO2)を吸収し、酸素を送り出す役割を果たしています。 それが現在では、森林の農地への転換や過剰な伐採、違法伐採、森林火災などにより森林減少が進行し、CO2の増大・地球温暖化に拍車をかけています。 |
建材・接着剤・塗料などに含まれる化学物質が、体調不良や慢性病を引き起こし、 「シックハウス症候群」の原因となっており、 さらに、家電製品などが出す「電磁波」が健康に与える悪影響も重要な問題になっています。 また、気密性・デザイン性・省エネ・ローコスト等重視の住宅が多くなり、 「室内空気質」について考えない住宅造りが増えてきたのも、住環境を悪化させる原因の一つです。
赤ちゃんが生まれてへその緒を切った後、集めて調べてみると、287種の工業化学物質や汚染物質、 農薬などが含まれていたとの結果報告も…(アメリカの環境ワ−キング・グル−プの調査より)。 タバコ成分やアルコ−ルも同様です。胎児期(お母さんのお腹の中)で胎盤、 へその緒を通して環境ホルモンの影響を受けると、微量でも生涯にわたっての健康に 影響を与える可能性があるということです。 |
(化学物質・ハウスダスト・電磁波・住宅構造(気密性・高断熱)・換気) 1.室内空気汚染によるアレルギ−疾患症も年々増加の一途を たどっています。 2.現在、国民の5人に1人が何かしらのアレルギ−をもっています。 3.小児ぜんそくが年々増えていて、10年前の3倍以上。 今後も増加傾向に・・・。 4.「電磁波」も健康被害の要因と位置付けられています。 (WHOが環境保健基準をまとめる) |
わが国の医療費負担が毎年増加、2005年度は32兆円を超え、 健康保険制度の破錠・崩壊が取り沙汰されています。特に問題なのは、 年々増加し続ける生活習慣病。日本人の60%が生活習慣病を起因とする「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」で死亡している。 大きな原因は住環境や職場環境から受ける環境ストレスとされ、予防・改善が必要。 |
超低周波から低周波・・・高周波まで「電波」と総称される電磁波にも生体への 有害性があることが科学的に立証されてきています。 例えば、電子レンジなどの電化製品や高圧送電線が出す超低周波など・・・。 電磁波の人体影響について、「小児白血病の発症率が2倍になる」との研究結果をWHOも支持し、 各国に予防的対策を呼びかけています。 |
現在、シロアリやダニ・その他防虫対策として、人体に害のある薬剤が使用されています。シックハウス対策に より、低濃度・低臭になったとはいえ、発がん性が懸念され、また目の痛み・頭痛・下痢などを引きおこしたという 症例が多数挙がっています。 |
私たちの生命を支える3つの要素として
「水・空気・食物」が挙げられます。
毎日の生活の中で特に多く口にする空気。
人は1日に20Kgたべています。
だからこそ、「良い水」「良い食べ物」を
選ぶように空気についても、
真剣に考えなければなりません。
肺から血液へ
プラスイオン(酸化粒子)や酸化を誘発する汚染物質は消化器官で吸収され」、 肝臓で解毒されるため、人体への直接的影響は比較的少ないといわれます。 しかし、肺から入った有害物質は血液中に取り囲まれ、 血管を通り体内の隅々まで運ばれていくため、直接的な影響は大きいものがあります。そして血液では、
プラスイオン(酸化粒子)が活性酸素を発生させ、血液中の電気的バランスをくずします。 そのため赤血球同士がくっつきあた状態になります。 それが原因となって、新陳代謝や糖代謝がうまくいかなくなります。 さらに、酸化防止を防ぐために大量のビタミンB群が消費されたり、 老廃物などの排出が追いつかず、体内にたまってしまいます。そのうえ、
空気中にはさまざまな汚染物質も含まれており、 シックハウス症候群や化学物質過敏症、 アレルギーなど、室内空気汚染が原因と思われる健康障害が発生しています。